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眠りコラム 2025.12.29
「そのくしゃみ、花粉症じゃないかも?」寒暖差アレルギーを和らげる“寝室あたため習慣”とは

「そのくしゃみ、花粉症じゃないかも?」寒暖差アレルギーを和らげる“寝室あたため習慣”とは

この記事の目次

季節の変わり目にご用心!「謎の鼻炎」の正体を知っていますか?
現代人が抱える不調の一つ「寒暖差アレルギー」とは
なぜ寝室で要注意?寒暖差が引き起こす「自律神経の乱れ」
知っておきたい!花粉症と寒暖差アレルギーの決定的な違い
寝具のプロが教える!寒暖差アレルギーを和らげる“寝室あたため習慣”
眠りから始める「自律神経ケア」で体質改善へ
まとめ:暖かさの質を変えて、快適な冬を

🍂 季節の変わり目にご用心!「謎の鼻炎」の正体を知っていますか?

朝晩の冷え込みが日ごとに強くなり、本格的な冬の足音が聞こえてくるこの季節。
「あれ?またくしゃみが出始めた」「鼻がムズムズ、鼻水が止まらない…」
そんな不調を感じていませんか?
しかし、カレンダーを確認しても、スギやヒノキといった花粉はまだ飛んでいないはず。ハウスダスト対策も万全にしているのに、なぜか鼻炎のような症状が続く。
その「謎の鼻炎」、もしかしたら、寒暖差アレルギーかもしれません。

 

🚨 現代人が抱える不調の一つ「寒暖差アレルギー」とは

医学的には「血管運動性鼻炎(けっかんうんどうせいびえん)」と呼ばれるこの症状は、「アレルギー」という名前がついていますが、実は花粉やダニ、ハウスダストといった特定のアレルゲン(抗原)が原因ではありません
最大の原因は、急激な温度変化による私たちの体の自律神経の乱れです。
自律神経は、体を活動させる「交感神経」と、リラックスさせる「副交感神経」のバランスを取る、体温調節の司令塔のような役割を担っています。
急な冷え込みや、温かい場所から寒い場所への移動などで「7℃以上」の気温差にさらされると、この自律神経がバランスを崩してしまいます。
すると、体は体温を保とうとして鼻の粘膜にある血管を急激に広げたり縮めたりします。この過敏な反応の結果として、「くしゃみ」「透明な鼻水」「鼻づまり」といった症状が、アレルゲンがないにも関わらず引き起こされてしまうのです。
この症状は、環境要因、特に「冷え」と「乾燥」が大きく関わっているため、環境を整えることで症状を大きく緩和できる可能性があるという特徴があります。

 

🌡️ なぜ寝室で要注意?寒暖差が引き起こす「自律神経の乱れ」

寒暖差アレルギーの発症シーンを考えてみると、実は「寝室」こそ最も注意が必要な場所であることに気がつきます。
どんな時に症状が出やすいか、典型的なシーンを見てみましょう。
朝、温かいふとんから出て、冷たい部屋の空気に触れた瞬間
夜中、寝返りをうった際に、ふとんの外の冷たい空気が流れ込んできたとき
帰宅して暖かいリビングに入った後、暖房を切った冷たい寝室に入ったとき
一日のうちで、私たちは「就寝時」と「起床時」に最も大きな温度変化にさらされています。
睡眠中は、体は休息モードに入り、体温を下げてリラックスするための副交感神経が優位になっています。しかし、この状態で急に冷たい外気に触れると、体は緊急事態だと認識し、体温を上げようと交感神経が急ブレーキをかけるように働き出します。
本来、眠っている間に整うはずの自律神経が、寝室の温度差によって乱されてしまう。これが、「夜中に鼻水で目が覚める」「朝起きた瞬間からくしゃみが止まらない」といった、睡眠の質を大きく低下させる原因となってしまうのです。

 

🌸 知っておきたい!花粉症と寒暖差アレルギーの決定的な違い

「くしゃみや鼻水が出る=花粉症」と思い込んでいる方も多いですが、寒暖差アレルギーと花粉症は、似た症状でも原因も対策も全く異なるものです。

比較軸 寒暖差アレルギー(血管運動性鼻炎) 花粉症(アレルギー性鼻炎)
原因 温度差、乾燥による自律神経の乱れ 花粉(アレルゲン)に対する免疫反応
目の症状 強いかゆみ、充血は出にくい 目のかゆみ・充血が出やすい
鼻水の色 透明でサラサラした水様性 透明〜薄い黄色の水様性
検査結果 アレルギー検査は陰性が多い 多くは花粉に陽性になる
季節性 日較差が大きい日や季節の変わり目に悪化 花粉の飛散期に集中

 

最も大きな違いは、「自律神経の乱れが原因である」という点ですつまり、薬物療法だけでなく、生活習慣や環境を整えることが症状緩和に極めて有効なのです。そして、私たちがすぐに改善に取り組める環境こそが、「寝室」に他なりません。

「そのくしゃみ、花粉症じゃないかも?」寒暖差アレルギーを和らげる“寝室あたため習慣”とは

🛏️ 寝具のプロが教える!寒暖差アレルギーを和らげる“寝室あたため習慣”

寒暖差アレルギーをやわらげるための鉄則は、「体を冷やさないこと」、そして「ふとんの中の温度を一定に保つこと」です。
寝具の専門家として、今日からすぐに実践できる、自律神経を守るための寝室のあたため習慣をご紹介します。

1. 敷き寝具で「底冷え」を徹底ブロック!

実は、寝室の中で最も温度が下がりやすいのは床の近くです。特に和室やフローリングに敷きふとんを敷いて寝る方は、床から伝わる冷気(底冷え)の影響をダイレクトに受けています。
体はふとんに触れている部分から最も熱を奪われます。この冷えは、夜中の体温低下を招き、自律神経に大きな負担をかけます。

【具体的な対策】

アンダーマットレスや断熱シートの活用: 敷きふとんやベッドマットレスの下に、断熱効果の高いアンダーマットレス(ウレタンや羊毛など)や、アルミ蒸着シートを一枚敷くだけで、床からの冷気を効果的にシャットアウトできます。
高機能な敷きパッドへの見直し: 吸湿発熱素材や遠赤外線効果のある素材を使用した敷きパッドは、寝ている間に体から出る湿気や熱を利用して自ら発熱し、ふとんの表面温度を快適に保ちます。

2. 掛けふとん+毛布で「理想の温度の層」をつくる

ふとんの中の温度(寝床内温度)を33℃±1℃、湿度を50%±5%に保つことが、自律神経を安定させ、質の高い睡眠を維持する鍵です。
重要なのは、ただ厚いふとんをかけるのではなく、「温度の層(レイヤリング)」をつくることです。

【具体的な対策】

毛布は「羽毛ふとんの内側」に: 毛布を羽毛ふとんの上に掛けると、せっかくの羽毛のふくらみ(ロフト)を潰してしまい、保温力を低下させてしまいます。毛布は体に近い側(羽毛ふとんの内側)に使うことで、肌触りの良さと高い保温効果を両立できます。
高品質な羽毛ふとんを選ぶ: 羽毛ふとんは、体から出た熱を包み込み、冷たい外気を遮断する「断熱材」として非常に優れています。軽くて暖かい羽毛ふとんは、体に圧迫感を与えず、朝まで均一な暖かさを保ち続けるため、自律神経の乱れを防ぐ理想的な寝具と言えます。

3. 就寝前に「冷たいふとん」を卒業する!“予熱”習慣

冷たいふとんに体を入れた瞬間、体は急激な温度低下を感じ、自律神経のバランスが大きく崩れます。特に冷え性の人や寒がりな人は、ふとんに入る前に「予熱」をすることが非常に大切です。

【具体的な対策】

電気毛布・湯たんぽを「寝る30分前」に使う: 電気毛布や湯たんぽは、寝る直前まで使用するのではなく、ふとんを温めておくために使いましょう。寝る前にスイッチを切り、ふとんが温かい状態で入ることで、急激な寒暖差を感じることなくスムーズに眠りに入ることができます。この「冷たくない」状態が、自律神経への負担を大幅に軽減します。
暖房はタイマー設定を: 起床時間の30分〜1時間前に暖房がつくようにタイマー設定をしておくと、ふとんから出る瞬間の冷気を和らげ、朝のくしゃみや鼻水の発症リスクを減らすことができます。

 

🌿 眠りから始める「自律神経ケア」で体質改善へ

寒暖差アレルギーは、冷えストレスが重なったときに悪化しやすい症状です。そのため、寝室環境の改善と同時に、自律神経を整えるための生活習慣も大切になります。
ぬるめのお風呂に浸かる: 38℃〜40℃のぬるめのお湯にゆっくり浸かることで、副交感神経が優位になり、心身ともにリラックスした状態で眠りに入ることができます。
寝る1時間前はスマホ・PCを見ない: ブルーライトは交感神経を刺激し、入眠を妨げます。寝る前の時間は、温かい飲み物や読書などで穏やかに過ごしましょう。
そして、最も重要なのは、「体温を適切にキープできる寝具を選ぶ」という自律神経ケアです。

 

🌙 まとめ:暖かさの質を変えて、快適な冬を

寒暖差アレルギーは、決して諦める病気ではありません。
「夜の温度差」をなくすことが、翌朝のくしゃみや鼻づまりを減らすための最大の予防策であり、自律神経を整えるための最も簡単で効果的な方法です。
底冷えを防ぐアンダーマットレス、快適な温度を保つ羽毛ふとん、体を優しく温める毛布。これらの寝具を上手に組み合わせるだけで、「眠る環境」は劇的に改善します。

「ふわっと包み込まれるような暖かさ」に変えただけで、「アレルギーの症状が軽くなった気がする」「朝の目覚めがスッキリするようになった」という喜びの声を、当店では数多くいただいています。
この冬こそ、「自律神経を整えるふとん」を見直してみませんか?
快適な睡眠環境は、健康な体と心をつくるための最高の投資です。
当店では、お客様一人ひとりの寝室環境や体質に合わせた最適な寝具の組み合わせをご提案しております。ぜひ、お気軽にご相談ください。

 

【追伸】
「自分のふとんは、本当に底冷え対策ができている?」
「羽毛ふとんの下に毛布を入れると、どうしてそんなに暖かいの?」
お客様の疑問にお答えする無料相談会も実施中です。当店の眠りの専門家と一緒に、この冬の寝室環境を見直してみましょう!