
この記事の目次
・和室を寝室にするメリットと注意点
・和室でふとんを使うときの3つのポイント
・和室におすすめの寝具
・和室をさらに快適にする工夫
・ふとんを新調するタイミング
・まとめ:和室寝室はふとん選びとお手入れがカギ
和室の畳の香りや落ち着いた雰囲気は、心を静めてリラックスさせてくれます。近年はベッドが主流になってきましたが、「やっぱり和室にふとんを敷いて眠る方が落ち着く」という方も少なくありません。
しかし、和室を寝室として使う場合には「湿気」や「カビ」への注意が欠かせません。畳は呼吸する素材である一方、ふとんを敷きっぱなしにすると湿気がこもり、快眠どころか健康被害につながることも。
今回は、和室を快適な寝室に変えるためのふとん選びとお手入れのコツを詳しくご紹介します。
和室を寝室にするメリットと注意点
メリット
収納が自由:昼間は押し入れにしまえて部屋を広く使える
寝姿勢に合わせやすい:敷ふとんの硬さや厚みを調整できる
季節ごとのふとん選びが楽しめる:夏は軽め、冬は暖かめに切り替え可能
和室はふとんとの相性が良く、日中はリビングとしても使えるため、生活スペースを効率的に使えるのが魅力です。
注意点
・湿気とカビに注意
畳は湿度を吸収する性質がありますが、ふとんを敷きっぱなしにすると湿気が逃げず、カビが発生しやすくなります。
・ダニやホコリのリスク
畳は天然素材なので、掃除や換気を怠るとダニの温床になることも。
・カビが生えてしまったら?
ふとんや畳にカビが生えてしまうと、見た目の問題だけではありません。
・アレルギーや鼻炎の原因になる
・健康に悪影響を与える
・不快な臭いが部屋にこもる
放置すると畳を張り替えなければならない場合もあります。そうならないために、定期的なふとん干しや除湿シートの活用が必須です。
和室でふとんを使うときの3つのポイント
1. 敷ふとんは通気性の良いタイプを選ぶ
綿や羊毛入りのふとんは湿気を吸って放出する力があるため、和室にぴったり。最近は高反発ウレタンを組み合わせた三層構造ふとんも人気で、体圧分散と通気性を兼ね備えています。
2. ふとんはこまめに干す
晴れた日に天日干しをする
ふとん乾燥機で定期的に湿気を飛ばす
カバーも一緒に洗うと清潔さをキープできる
特に梅雨や冬は湿気がこもりやすいため、こまめなお手入れが大切です。
3. ふとんの下に工夫を
除湿シートを敷く
すのこベッドを活用して空気の通り道を作る
カビ防止シートを併用する
畳とふとんの間にわずかな空間を作るだけで、カビのリスクを大きく減らせます。

和室におすすめの寝具
三層構造の敷ふとん
体圧を分散し、腰や肩の負担を軽減。さらに通気性が良いので蒸れにくい。
羽毛掛けふとん
軽くて暖かく、寝返りもしやすい。冬場の快眠に最適。
丸洗いできるふとんカバー
汗や皮脂汚れを防ぎ、いつでも清潔に保てる。
軽量・三つ折りタイプのふとん
折りたたみやすく、押し入れへの出し入れもスムーズ。
和室をさらに快適にする工夫
畳の上にカーペットやラグを敷かない:通気性が悪くなりカビの原因に
定期的な換気:窓を開けて空気を入れ替えるだけで湿気対策に
空気清浄機や除湿機の併用:ダニやホコリの発生を防ぎ、空気を清浄に保つ
ふとんを新調するタイミング
ふとんが重く感じる
干してもふっくらしない
臭いが気になる
朝起きて体が痛い
これらは買い替えのサイン。和室で快適に眠り続けるためには、ふとんの寿命を見極めて早めに交換することが大切です。
まとめ:和室寝室はふとん選びとお手入れがカギ
和室でのふとん生活は、日本人の体質や生活スタイルに合った快眠スタイルです。しかし、湿気やカビのリスクを放置すると快適さが損なわれてしまいます。
通気性の良いふとんを選ぶ
定期的に干して湿気を逃す
除湿シートやすのこで工夫する
この3つを心がけるだけで、和室が最高の寝室に変わります。
「そろそろふとんを新調して快適な和室寝室にしたい」と思ったら、季節や素材に合わせて最適なふとんを選び、毎日の眠りをより豊かなものにしましょう。


