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眠りコラム 2025.08.16
そのくしゃみ、ふとんが原因かも? アレルギー体質の方におすすめの寝具選びとお手入れ習慣

そのくしゃみ、ふとんが原因かも? アレルギー体質の方におすすめの寝具選びとお手入れ習慣

この記事の目次

なぜ「ふとん」がアレルギーの原因になるのか?
アレルギー対策におすすめのふとんとは?
アレルギー対策は「ふとんまわりのケア」もカギ!
今のふとんに「防ダニカバー」を使うのも手
清潔な寝具は、毎日の健康を支える基盤
まとめ:アレルギー対策のためのふとん選びと生活習慣
最後に:「快適な睡眠環境」は自分で作れる

朝起きた瞬間、鼻がムズムズする。くしゃみが止まらない。目がかゆいし、喉もイガイガ…。
そんな症状に悩まされていませんか?それ、実は「ふとんに潜むアレルゲン」が原因かもしれません。
アレルギー体質の方にとって、寝室は本来リラックスできる空間であるはずですが、ふとんが適切でないと、最も多くのアレルゲンにさらされる危険ゾーンになることもあります。
今回は、アレルギー症状を軽減したい方のために、アレルギー対策に適した寝具の選び方と、毎日できるケア習慣をご紹介します。

なぜ「ふとん」がアレルギーの原因になるのか?

ふとんは寝ている間に汗・皮脂・フケ・ほこりが溜まりやすく、ダニ・カビ・ハウスダスト・花粉といったアレルゲンが繁殖・付着しやすい場所です。
特に以下のアレルギーをお持ちの方は要注意:
・ダニアレルギー
・ハウスダストアレルギー
・花粉症
夜間にこれらのアレルゲンを吸い込むことで、就寝中~起床直後に症状が悪化することがあります。
つまり、症状の軽減を目指すなら、まずは「眠る環境」から見直す必要があるのです。

 

アレルギー対策におすすめのふとんとは?

アレルゲンに悩まされる方には、次のような特徴を持つふとんを選ぶのがポイントです。

1. 抗アレルゲン素材のふとん
アレルギー対策用のふとんは、ダニが入り込みにくい高密度繊維や、ハウスダストを抑える中綿素材を使用しています。
さらに、防ダニ・抗菌加工が施されているモデルもあり、ふとん自体がアレルゲンをブロックする役割を果たします。

2. 洗えるふとん(ウォッシャブルタイプ)
洗濯機で丸洗いできるふとんなら、定期的にアレルゲンを洗い流すことが可能。最低でも月に1回は洗うのが理想的です。
また、カバーやシーツも一緒に洗えると、アレルゲンの温床を減らす効果が高まります。

3. 通気性の良い構造
湿気がこもると、カビやダニが繁殖しやすくなります。そのため、通気性が高く、熱や湿気がこもりにくい素材や構造のふとんを選ぶことが重要です。
メッシュ素材や立体構造の中綿を採用したタイプもおすすめです。

4. 軽量で扱いやすいもの
軽くて干しやすいふとんなら、こまめな手入れがしやすく、清潔を保ちやすいです。毎日の布団の上げ下ろしが苦にならないので、衛生状態を維持しやすくなります。

そのくしゃみ、ふとんが原因かも? アレルギー体質の方におすすめの寝具選びとお手入れ習慣

アレルギー対策は「ふとんまわりのケア」もカギ!

ふとん本体を見直すことも大切ですが、ふとんを取り巻く環境を整えることもアレルギー対策には欠かせません。

✅ カバー・シーツは週に1回以上の洗濯を
カバー類はアレルゲンの最前線でガードしてくれる存在。週に1~2回の洗濯で、汗やフケ・ダニを取り除きましょう。

✅ 天日干しやふとん乾燥機の活用
湿気はダニやカビの温床。ふとんを定期的に天日干しするか、ふとん乾燥機で内部の湿気を飛ばすことで、アレルゲンの繁殖を抑えられます。

※夏場は乾燥機の使用が効果的です。

✅ 空気清浄機で寝室の空気を管理
ハウスダストや花粉を空気清浄機で除去することで、ふとんへの付着を予防できます。特に花粉症の季節には効果的です。

 

今のふとんに「防ダニカバー」を使うのも手

「ふとんの買い替えはまだ先になりそう…」という方には、防ダニ・抗アレルゲン加工の布団カバーをプラスする方法もおすすめです。

防ダニカバーのメリット:
・高密度繊維でダニの侵入をブロック
・洗濯しやすく、清潔を保てる
・既存のふとんの上にかぶせるだけで手軽

ただし、すでに古くなったふとんの中にダニが繁殖している場合、カバーでは完全に防げないこともあります。3年以上使ったふとんや、内部にカビ臭やシミがある場合は、思い切って買い替えを検討することも大切です。

 

清潔な寝具は、毎日の健康を支える基盤

アレルギー体質の方にとって、「ふとん」は単なる寝具ではなく、健康管理の要です。症状が慢性的に続いている場合、「寝具の清潔さ」が見落とされている可能性が高いです。

 

まとめ:アレルギー対策のためのふとん選びと生活習慣

・寝具はアレルゲンの温床。まずは「素材」と「清潔さ」を見直そう
・抗アレルゲン素材・防ダニ加工・通気性・洗えるタイプのふとんが理想
・カバーや空気清浄機、乾燥機などの周辺対策も併用して効果アップ
・アレルギーの重症化を防ぐには、「買い替え」も一つの選択肢

 

最後に:「快適な睡眠環境」は自分で作れる

「朝起きると鼻がつまっている」「夜に咳が止まらない」――それは、ふとんが発する“アレルギーのサイン”かもしれません。
ふとんを清潔に保ち、アレルゲンの少ない環境で眠ることが、日々の体調を整える第一歩です。
アレルギー体質の方こそ、寝具にこだわりましょう。安心できる眠りが、明日からの元気をつくります。