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眠りコラム 2026.04.29
生理のときに知っておきたい 寝具の汚れ対処法

〜慌てず、正しく、あきらめずに〜

生理のときに知っておきたい 寝具の汚れ対処法

この記事の目次

まず知っておきたい:血液汚れの「2大NG」
【シーツ・カバー】気づいたらすぐに冷水で
【マットレス・敷きふとん】丸洗いできないものへの対処
予防策:寝具を守るための生理中の備え
まとめ|正しい知識で、慌てずに対処を

朝起きたらシーツやふとんに経血が……。そんな経験をしたことがある方は多いはずです。夜中に生理が始まったり、量の多い日に漏れてしまったり。眠っている間のことだから防ぎようがなく、起き抜けにショックを受けながら途方に暮れた、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
でも、大丈夫です。寝具についた経血は、対処のタイミングと方法さえ間違えなければ、きれいに落とすことができます。今回は、シーツ・敷きふとん・マットレスそれぞれの対処法と、生理中に寝具を守るための予防策をご紹介します。

 

まず知っておきたい:血液汚れの「2大NG」

【NG①】お湯で洗う
血液はタンパク質を含んでいます。タンパク質は熱に触れると固まる性質があるため、お湯(目安として50〜60℃以上)で洗ってしまうと、汚れが繊維にこびりついてしまいます。洗う際は必ず「冷水」か「30℃以下のぬるま湯」を使いましょう。
【NG②】乾燥機にかける・ドライヤーで乾かす
熱はNGというのは乾燥時も同じです。1回の洗濯で落ちきらなかった場合、乾燥機やドライヤーで乾かすと、残った血が熱で固まってシミとして定着してしまいます。血汚れが残っている間は、自然乾燥を徹底してください。

 

【シーツ・カバー】気づいたらすぐに冷水で

シーツや枕カバーなど洗濯できる寝具は、汚れに気づいた段階でできるだけ早く対処するのが鉄則です。血液汚れは時間が経てば経つほど、タンパク質が繊維の奥で酸化・固着して落としにくくなります。
汚れがまだ新しい場合は、冷水でもみ洗いするだけでかなり落とせます。そのあと、食器用洗剤を薄めた液を歯ブラシにつけて、シミの裏側から前面のタオルへ汚れを「移す」イメージでたたくと効果的です。シミの外側から中心へ向けてたたくことで、汚れが広がるのを防げます。

時間が経って汚れが乾いてしまった場合は、水洗いだけでは落ちにくくなります。そんなときに頼りになるのが「セスキ炭酸ソーダ」や「酵素入り粉末洗剤」です。弱アルカリ性のセスキ炭酸ソーダは、タンパク質を分解する働きがあり、水に溶かしてシーツを2〜6時間ほどつけ置くことで、頑固なシミにも効果を発揮します。重曹でも同様の効果が期待できます(つけ置き30分が目安)。

つけ置き後はもみ洗いをしてから洗濯機へ。それでも残るシミには、酸素系漂白剤(塩素系は色落ちの恐れがあるため避けて)を汚れ部分にたらして馴染ませ、水で流してから再洗濯を試してみてください。

 

【マットレス・敷きふとん】丸洗いできないものへの対処

丸洗いできないマットレスや敷きふとんは、シーツより慎重な対処が必要です。水を使いすぎると内部まで湿気が入り込み、カビや劣化の原因になるため、「なるべく水分を少なく、局所的に処置する」ことを意識しましょう。
まず、乾いたタオルで余分な水分を吸い取ります。次に、固く絞った濡れタオルで汚れ部分をやさしく叩くように拭いて汚れをタオルに移していきます。水だけで落ちない場合は、冷水で薄めた中性洗剤や重曹水を含ませたタオルで同じように叩き、最後に水拭き→乾拭きの順で仕上げます。
時間が経って固まってしまった汚れには、セスキ炭酸ソーダ水を少量スプレーして30分ほど置いてから拭き取る方法も有効です。ただし、マットレスの素材によっては変色や傷みが出ることもあるため、目立たない部分で試してから使うと安心です。
処置後は必ずしっかり乾燥させましょう。風通しの良い場所で立てかけたり、ふとん乾燥機を使うのが効果的です。湿ったまま放置するとカビが発生するリスクが高まるため、乾燥は最後まで丁寧に行ってください。

生理のときに知っておきたい 寝具の汚れ対処法

予防策:寝具を守るための生理中の備え

汚れを落とす方法を知っておくことも大切ですが、そもそも寝具を汚しにくくする予防策も合わせて取り入れると、生理中の不安がぐっと減ります。
最も手軽な方法は、生理用の「防水シーツ」や「おねしょシーツ」を使うことです。マットレスや敷きふとんの上に敷くだけで、万が一漏れてもシーツの下まで汚れが浸透しません。洗濯機で丸洗いできるタイプも多く、生理の時期だけ使う方法でも十分効果があります。
また、吸収量の多いナプキンや夜用ショーツを活用することも、漏れのリスクを下げる有効な手段です。量の多い日と少ない日でアイテムを使い分けると、より安心して眠れます。
生理中は体調が優れない日も多く、眠りの質がどうしても下がりがちです。「汚れたらどうしよう」という不安を少しでも取り除いて、できるだけ快適に眠れる環境を整えることが、体の回復にもつながります。

 

まとめ|正しい知識で、慌てずに対処を

お湯はNG・乾燥機もNG、冷水で素早く対処する、時間が経ったシミにはセスキ炭酸ソーダや酵素洗剤のつけ置きを、マットレスは局所的・少量の水で処置して乾燥を徹底する、防水シーツで予防する——これらを頭に入れておくだけで、生理中の寝具トラブルへの対応がぐっとスムーズになります。
「もうシミが定着してしまって自分では落とせない」という場合は、クリーニングの専門業者に相談するのも一つの選択肢です。無理に落とそうとして素材を傷めてしまうよりも、プロに任せたほうがふとんを長持ちさせられることもあります。
防水シーツや洗いやすい寝具カバーのご相談など、生理中を快適に過ごすための寝具選びもお気軽にご相談ください。体がつらいときこそ、眠りの環境を整えることを大切にしてほしいと思っています。

わたやすスタッフより

【参照元】
マットレスに付いた生理の血、どう洗うのが正解?生理中、安心して眠るためにできること
https://www.nishikawa1566.com/column/sleep/20231030174215/